茶杓作り
竹の組織に滲み込んだ水が熱せられ 竹の繊維を伸ばすのだろうか
裏側が裂ける直前まで枉げ 冷水で冷やすと枉げが固定する
裏側が裂ける直前まで枉げ 冷水で冷やすと枉げが固定する
今まではその後直ぐに削っていたが 紐などで固定すると良い
というので糸で縛って固定した
というので糸で縛って固定した
櫂先は良さそうだが節下が反ってしまっている
熱して冷ました段階で形状は固定していると思うので
縛る必要はないと思いつつ
縛る必要はないと思いつつ
とりあえず1本はそのままにして他の竹を削り始めた
小刀を入れて す~っと切れる
ただし繊維に逆らって削るのは難しい
ただし繊維に逆らって削るのは難しい
一度削ったものは元に戻らないため
一刀一刀 慎重に削る
一刀一刀 慎重に削る
慎重といっても勢いのない刃の跡は竹が生きて来ない
だから大胆に刃を入れるのだ
だから大胆に刃を入れるのだ
枉げが甘い茶杓は使い難いから 裂けるギリギリまで枉げる
削りながら形を見て判断する
そして何より大切なのはバランスだ
そして何より大切なのはバランスだ
節裏を支点に均衡が取れること
ただし元々キズがあって
普通なら削る前に捨ててしまうような代物だ
普通なら削る前に捨ててしまうような代物だ
それを削ってみたら意外と良い景色になっていた
茶会前なのでお見せ出来ないことをご容赦願いたい
茶会前なのでお見せ出来ないことをご容赦願いたい