茶会「十年の月日」
6月16日に開いた茶会
フューチャースケープという10周年全体のテーマに因み白銀の茶室を造った
前日は大雨強風だったので当日5時起きで茶室を組み立て11時から一席
今回は屋外で雨風対策と特別なインスタレーションを茶室に組み込むため大掛かりになった
ブロックの基礎を敷き角スタッドの骨組みをして構造用合板とタイルカーペットを敷いた上に畳を敷く
角スタッドの一面毎にプラ段を張って茶室の脇に水屋を造る
不可能と思うことを可能にする
それが私のアートかもしれない
定刻15分遅れで始まった一席目
私は休む間もなく水屋で茶を点て出す
四畳半中央は畳ではなく掘り込んだ炉のような空間に秒を刻むシダの葉がインストールされている
透明アクリル板が乗っているので点てた茶はその上に出す
主客お互いの顔が映り込みその下では刻々と時を刻む葉が一秒の重みを語っているようだった
17時頃に茶会四席を無事終えて茶室の解体を3時間掛かりで済ませ道具部材を車に積んで師匠を送って帰宅したのは23時
車から道具部材を降ろしてアトリエへ
長い一日でした