パフォーマンス考

先日 BankARTで開催されたオープンスタジオのライブへ飛び入り参加をして
電飾スーツによるパフォーマンスを演じたが 当の出演者より私の方が目立っていた
と ライブ後に観客が言っていた

私に飛び入り出演を依頼した友人へメールで 記録ビデオをYOUTUBEで公開したい
と打診したが バンドリーダーの承諾が必要だから控えてくれと返事が返ってきた

その後 友人は出演者の皆へメールで打診してくれたのだと思うが
その際 出演者の一人から苦情があったと知らされた

私が手製楽器を蹴った と言うのである

私は飛び入りしてすぐ シンバルを2回床に叩き付けたが
友人から「もう一人パフォーマーが演奏しているから邪魔しないで」と注意されたので
それ以降は 大人しく視覚的表現に努めたのである

私は濡れ衣を晴らすため 記録したビデオを観るとボーカルの男が
シンバルを蹴っていたのである

それを友人へ伝えると 苦情があったのは手製楽器のパフォーマーではなく
別のメンバーからで パフォーマー本人は何も気にしていないと言う

バンドリーダーは「パーティーだから良かったんじゃない」と言っているくらいだ

その苦情を呈した人は 私がバンドより目立っていたから
楽器を蹴った行為と私を無意識に重ね合わせてしまったのだろうか・・・

以前もミュージシャンとコンサートをした時 演奏に合わせて踊ったり絵を描いたりすると
踊りのため 絵を描くために演奏しているみたいだから嫌だ と言っていた

楽家とは そういう意識があるのだろうか?・・・



さて この一件で 私は電飾衣装を着てアートシーンへ出没することについて
再考し 今後はストリート系にシフトしていこうと思った

展覧会のオープニングでも 観客から「展示作品より あなたの方が良かった」
と言われることが多々あるためだ

これは即ち 展覧会主催者から見ると「邪魔な存在」になり兼ねないのだ

しかし 私なりに着て行く衣装を選定し 展示室ではマナーモードで大人しく鑑賞する
という配慮をしているため これまで歓迎されることはあっても
苦情を言われたことはない(マナーモードでなかった時は2度言われた)

そこで 今週金曜日 原美術館のオープニングレセプションへ着て行くスーツを考える



ウィリアム・エゲルストン
カラー写真を芸術的表現の域へ高めたアメリカ人写真家
色彩の詩人
パリと京都で撮影した写真がメイン だそうだ



カラフルな作品に同調するのであれば 極彩色の打掛スーツかな? と思ったが
神聖なる日本の美意識を見せ付けるため 白無垢の電飾スーツで行くことにする