寒月

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木島櫻谷作「寒月」
前に日曜美術館で放映していたこの作品を見て深い感銘を受けました

凡そ百年前に描かれたこの画は文展(文部省美術展覧会)日本画の部で最高賞を獲得したものの
当時新聞記者をしていた夏目漱石が「屏風にするより写真屋の背景にする方が適当な絵」
と酷評したそうです

それを機に櫻谷は黙って画壇を去りました…

夏目漱石と言えば紙幣に印刷されるほどの人物ですが 私はこの話を知って漱石が嫌いになりました
元々何とも思わず漱石の文学作品など読んだこともありませんが 私としてはアウトです

見識が狭いのか感覚が鈍いのか分かりませんが 言葉に溺れる無能な評論家は後を絶ちません
そんな意見に右往左往せず 自らの信念を貫けば良いだけだと思います