欲望その66

都心は地価が高いため 高度利用する必要がある が
国や都道府県庁のように 業務が多いと
高層化した方がよい のかもしれない

つまり 床を上下に配置し 昇降装置を付ければ 移動が楽だ
都庁は第1第2庁舎を合わせると 延床面積は約38万平方メートル
これを平面配置すると約600メートル四方にも及ぶ
これでは 職員だけでなく来庁者も移動がたいへんだ

タワーは 権威の象徴 ではないのだろう
内部移動には いたって都合がよい機能を備えているのだ
また 高層階からの眺望は 火の見櫓(やぐら)の役目もある

さて 夢御殿にはシンボルタワーがない
無限の空間があるため 高層化する必要はない
移動もワンクリックで 瞬時にできる

サーキットには コントロールタワーと呼ばれる建物が必要だが
コース全体を監視できればよい

夢御殿のコントロールセンターは
サーキットが見渡せるゲストハウスの食堂の最上階にあるため
タワーの形状はしていない