欲望場域

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1998年 台北ビエンナーレが開催された

展覧会タイトルは 'SITE OF DESIRE' 欲望場域だ

私にとっては 初の海外展だった

それまでに制作した衣装から30点を選び 美術館の広い通路に吊り下げて設置した

鑑賞者は その2列に並んだ衣装の間を通り

様々なアイデンティティのある衣装と遭遇する

人が通り抜けるときに起こる微風で 衣装は僅かに揺れる


作品名は アクロス・アイデンティティース

中国語では 超越認同 と訳されていた

なかなか よい訳だと思ったが アクロスのニュアンスに欠ける

横断的なイメージが出るとよかった かもしれない





画像:アクロス・アイデンティティース(等身大衣装30点の組作品)/背後は草間彌生氏の作品