恐怖のホテル

案内された部屋は 階段で3階まで上がったところだ

重いスーツケースを自ら運び ようやく辿り着いた

でも 部屋は広く シンクと冷蔵庫と電磁プレート付きのミニキッチンがある

これなら自炊もできる


ほっと一息 と思ったのも束の間 電話が鳴った

出てみると フロントからだった

宿泊の手続きをするから来い と言うのだ


言われたとおり行くと 中へ入れ と言われ

ガラス窓の横のドアが開いた

恐る恐る中へ入った 一体何をされるのだろう…


フロントの黒人男性は こう言った

1か月分の宿泊費は前払いだ クレジットカードを持ってるか?

えー そんなぁ と思ったが

私は クレジットカードを出しながら言った

もし 予約した1か月間滞在せず

途中でチェックアウトしたときはどうなる?

すると受付の男は そうなればその分は取らない と言う

前払いなのに そんなことができるのか と思ったが

カードを取られ カードリーダーに通された


当時の私は 英語をほとんど話せなかったが

そのときは なぜか 通じた… 今もって 不思議だ