音は風と共に

昨夜遅く 家の外でタバコを吸っていたら
普段聞こえない電車の音が聞こえてきた

空には低い雲
いつもは空に抜けていく音が反射したのか

音は空気の振動だから 空気の移動 つまり 風にも影響されるだろう
確かに 電車の音が聞こえる方角から風が吹いていた

そう 音は風に乗って来る

音風という名のバンドがあるようだが いい名だ
私も音楽ユニットの名を考えなければ・・・

相棒は 東南アジア~沖縄の民俗音楽を基礎としている
私は自分のDNAを素直に表現したいと思っている

昨秋 鎌倉画廊でのオープニング 相棒は心地よいフルスの音を奏で
私は電飾衣装を身に纏い 相棒のギターを借りて弾いた

ぶっつけ本番で初めて2人が即興した後 相棒が言った
もう少し変化がないとアドリブも行き詰まる・・・・

私はギターでコードを弾き 相棒がメロディを吹いていたので
私の演奏に対する注文であった

昨年末 横トリの打上パーティがあったので 今度は2人とも
電飾衣装を着て演奏しようと 当日早めに落ち合って準備をした

私はアコギを持っていなかったので また相棒のギターを借りた
手に入れてから一度も弦を張り替えたことがないというので 私が弦を張り替え
早速 相棒のフルスと合わせてみたが まったく音が合わない

新品の弦は伸びるため音は安定しないが そのせいだけではない
やはり自分の楽器じゃないとダメだと思った

パーティへは楽器を持たず 電飾衣装の2人組で行った

相棒は言った
衣装は良いけど 音楽の質をもっと高めかければ・・・

私の演奏に対する遠回しの批判だったのだろう

今年になって 私は2台のアコギを手に入れた
相棒は 今 インドネシアに滞在している

4月になったら音合わせをしよう と約束したので
あと1か月 ギターの猛特訓をしなければ・・・

そして 2人のユニット名も考えておこう
名は目指すものがいい
音作りで私が目指すものとは何だ?

再び自問自答の日々が始まる