油絵通信講座(その2 画題の設定)
油絵の道具が揃ったら 描き始める前に重要な準備があります
静物のモチーフとしては 野菜や果物 皿や瓶などをご用意ください
ここで注意すべきことは 一度セットしたモチーフは 絵が完成するまで動かさないことです
位置関係が変わると形が狂います
位置関係が変わると形が狂います
油絵の具は厚みにもよりますが 乾燥するまでに少なくとも2~3日掛かります
乾かした上に違う色を乗せたり 生乾きの頃 画布上で絵の具を混ぜ合わせるように描くと
色に深みが増します
乾かした上に違う色を乗せたり 生乾きの頃 画布上で絵の具を混ぜ合わせるように描くと
色に深みが増します
(乾燥を速めるため絵の具に混ぜるメディーム類もありますが 混ぜすぎると
絵の具の発色が悪くなったり 後でひび割れしますので 使い過ぎないように・・・)
絵の具の発色が悪くなったり 後でひび割れしますので 使い過ぎないように・・・)
従って F10号の絵が完成するまでに 数日から数週間要します
その間はモチーフを動かせませんので ご承知おきください
その間はモチーフを動かせませんので ご承知おきください
朽ちていく物を描く のだとか・・・
モチーフをセットする場所ですが 日光が当たる場所は避けてください
食物が腐りやすくなるだけでなく 光の状態が変わりモチーフが違って見えてしまいます
食物が腐りやすくなるだけでなく 光の状態が変わりモチーフが違って見えてしまいます
アトリエは北窓が良い というのはそのためです 1日中 安定した光が入ってきますから・・・
そして 昼に描いたり夜に描いたりしないことです
モチーフに当たる光の状態が変わると 違って見えるためです
モチーフに当たる光の状態が変わると 違って見えるためです
それから 油絵は臭いがあるため ダイニングや寝室で描かない方が良いと思います
(もっとも 描くと臭いが家中に広がりますが・・・)
(もっとも 描くと臭いが家中に広がりますが・・・)
次に 台に敷く布は多少しわを持たせて置く方が勉強になりますが あまり複雑なしわにすると
モチーフ台が波打ったようになりますので 最初は白い布を自然に置いて下さい
モチーフ台が波打ったようになりますので 最初は白い布を自然に置いて下さい
そして 布の上に皿や果物類を置きます 鉢植えの観葉植物や花瓶など少し高さのある物や
卵など小さめな物を入れるとモチーフのバランスが良くなります
卵など小さめな物を入れるとモチーフのバランスが良くなります
モチーフをセットすることも 絵の勉強になりますから いろいろ試してみてください