縫製開始

10着目となる打掛スーツの裁断を終え 今日から縫製作業に取り掛かろうと思ったが
1年後の個展の展示計画を立てるため 先日画廊で貰った平面図をCADで起こし
展開図を描き 予定していた出展作品を落とし込んでみた

まあ 私らしい展示構成になるだろうと思ったが それでよいのか?と自問自答・・・
私にとっての制作は いつも疑問から始まる

それは絵画で言えば 構図を決めるようなもので そこには中心のテーマとサブテーマ
個々の物の扱い 見方 見せ方 などを総合的に考え 決めてから取り掛からないと
上手くいかないことが 経験から痛いほど分かっている

画廊を1枚の絵画と見立てたら やはり全体として言わんとすることが秩序ある組み立てで
見てくれる人へ伝わらないといけないと思う

個々の作品が引き立つようにするには 引きが必要であるが その考えすらも
白紙に戻して再構築してみたいと思った

いざ 個展開催の時期が決まったのに 根幹をなすところが不透明なことに気が付いた
それを端折って進めば 後でやり直しになるので 見切り発車はご法度

柔軟な気持ちで 色んなことに想いを馳せ しばらく考えてみようと思う
9か月考えて 残りの3か月で制作した方が良いことを私は知っている

だから デフォルト状態にして 今やるべきことを済ませようと思った

イメージ 1

まず ジャケット前身頃にダーツを入れる



いつも 縫製作業は ここから始まる