展示計画の見直し

新作ドレスの作りを変更したため 昨夜 展示計画を見直してみた

当初考案したドレスであれば他の作品にあまり影響がないが
これから制作しようと考えているドレスは かなり強烈なため
周囲の作品に大きな影響を及ぼすと思った

ドレスのデザインと色を 今一度 考え直す必要もあるが
この前検討して決めた展示計画は概略かつ骨子だったため
出展作品リストの作成と共に 個々の作品の設置場所を詳細に検討してみた

すると この3年間に制作した「衣」「タブロー」「箱」「ドローイング」の
100点以上に及ぶ未発表作品には 作家として自信と責任をもって出せない
駄作も含まれていると思った

そこで先ず 完成した作品と制作予定作品のリストから
自信をもって展示出来る作品を厳選し 出展作品リストを作成してみた

今秋の個展の中心となるのは やはり電飾打掛スーツであろう
画廊の展示空間の容量からすると 5点が丁度良いと思われる

それから 別の新作スーツ3点を出展するつもりだったが
うち1点は展覧会前に あるパフォーマンスを経て意義あるスーツのため
思い切って今回の出展リストから外すことにした

そして 新作ドレス1点・・・ 画廊の模型を眺めながら考え
当初予定していた位置では やはり強烈過ぎると思った

良いアイディアが浮かばないまま 昨夜は出展作品を厳選した





そして今 この記事を書いている際に ふたつの案が閃いた

模型を眺めながら空間的な引きを考えると無理だと思った設置場所も
運用という別の観点からすれば 十分設置可能だと思い直した

これを読まれている方々は 何のことやらチンプンカンプンだと思うが
私の脳裡の中では その案で全体が上手い具合に収まり 個々が引き立つのだ

何か パズルをしているようでもあった
ある部品の位置が決まると 次々に残りの部品が組み入れられるような感覚だ

わざわざ鎌倉山までお越しいただくのだから 来て良かった!と思えるような
個展にしなければ 作家の名が泣くというものだ

今までも展覧会に当たっては テーマと出展作品と秘めたメッセージと
設置計画について 考えに考え抜いて開催してきた

その時々に 自己の最善を尽くして・・・

そう言えば テーマについても再考する必要があるかもしれない