竹棗

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茶碗は陶器が殆どで 茶筅茶杓は竹製 柄杓も竹か木製…
竹は入手しやすくて 加工もしやすい上 味わいがある

だから茶道具に多く取り入れられて来たと思われるが
茶筅茶杓・柄杓が竹あるいは木製であるのは必然性があるのでは………

陶器である茶碗に触れる道具だから 茶碗を傷つけないように
そうした材質が選ばれたと推察される

話は逸れるが 茶碗の湯を捨てる建水は銅製や陶器もあるが
湯を捨てる時に茶碗が当たるかも知れないと想定すれば 木製の曲建水が適しているように思う



さて 茶を入れる棗は直接茶碗に触れないから どんな素材でも良いのだろうが
竹の茶杓を乗せるから………

茶杓の美しさを引き立たせるのであれば 黒い漆塗りの何でもない棗が良いかもしれないけれど
珍しい竹製の棗があったので思わず入手してしまった