姿勢が基本

私は代々木へ通うため 横浜から渋谷まで東横線に乗った が

毎朝のラッシュでシビレてしまった


だらしないね~


で 考えた 代々木の予備校へ行かなくてもいい理由を


まず 代々木の油絵科は 芸大の合格者が ほとんどいない

それは 表面的な技巧で描こうとする 薄っぺらな絵だから…

そんなところへ通っても 刺激がない

だから 地元の予備校へ戻って 自分で研究しよう

通学時間が半分で済むから その分 絵を描ける

そうだ それがいい! ってことで 私とサトシ君の話がまとまり

現役のときに通っていた予備校へ ふたり揃って7月から通った





横浜の予備校は 想像以上に ひどい…

意識も絵のレベルも低すぎる

昼食のあと 横浜公園でテニスをして 2時過ぎにアトリエに戻ってくる


私は自己の研究のために ここへ戻ってきたので 誰がいようと関係なかったが

そいつらの ふやけた絵と並べられて 講評されるのが嫌だった



しかし 横浜の講師の批評は鋭く 私に最も大事な基本を教えてくれた



まず 姿勢をよくすること

背筋を伸ばし 頭を動かさず モチーフを見るときは

ある1点を決めて そこがいつも同じように見えるようにして 目だけを動かす

モチーフが隠れない程度に 画面とモチーフの距離を近づけ

画面と体は まっすぐ向き合うこと

そうすることによって 形が狂わなくなる


基本中の基本だが これができていない人が多い


私は この教えによって 描写に関しては 絶対的な自信を得た