欲望その25

私は考えている

この「夢御殿」は言説空間の建築だ

言語による描写は広がりがあり 自由さがある
読む人によって イメージされる空間に相違がある

私はここで記述しながらも
実際に建築したときの形態や位置関係を考えている
記述がある程度進んだ段階でプランをCADでつくるつもりだった

しかし 図面化することは 形象を固定することであり
この「言葉の建築」は広がりを失う

「夢御殿」は記述にとどめていた方がよいのか それとも
記述を追って 拡張し続ける図面を描いていけばよいのか