CACへ

イメージ 1

車に乗り CACのあるノースアダムスへ向かった

途中 ここはすし屋だ とディレクターが言った

こんな田舎町にも すし屋があるのか と思った

ノースアダムスが近づくと 墓地があり

丘を下ると 陸橋からノースアダムスのダウンタウンが見えた


あれがMASS MoCAだ! とディレクターが言った


ダウンタウンを通り越して ゆるやかな坂を登るとすぐCACに着いた

ウェブサイトの写真で見たものより 実際は大きい建物だ

ゲスト用の入口を通り過ぎ 建物の裏へ回った


車を降りると ここは私たちの住まいだ と言う

玄関を入ると 広いリビングとキッチンがあった

私の個展を開催してくれるくらいだから

やはり 気に入ってくれたのだろう

いきなり 自分たちの家へ案内してくれた

ここが洗濯室 滞在中はここへ来て 自由に洗濯していいわよ と夫人が言った


ディレクターは ちょっと待って と言い

リビングの奥にあるオフィスへ行き 留守電を聞き始めた

何件もの留守電が入っていた… 机の上は書類が山積みだ


待っていると ねこが来て ディレクターの足元に寝そべった

留守電をすべて聞き終えると では 君たちの部屋へ案内しよう と言い

ディレクターのプライベートルームから階段を降り ドアを開けた

このドアで A.I.Rとディレクターのプライベートゾーンが仕切られている

何かあれば このブザーを鳴らしなさい と言った


さらに階段を下りると宿泊室があり いくつかある部屋のひとつに通された

想像していたより 部屋は狭かったが 狭いと言っても 15帖以上はある

アメリカンサイズに慣れてきた私が そのとき そう感じたに過ぎない

そこは寝るためたけのスペースで キッチンやトイレは別の場所にあった

荷物を置くと スタジオを見せてくれた 

ただ ただ 広い

大きな紙がたくさんあり 好きなだけ使っていいと言う


その下の階へ行くと ギャラリーがあった

受付スペースと 小部屋 その脇に通路があって 奥は倉庫のようだった

さらに通路を進むと 広い展示室があった


これらはCACの一部で ほかにも滞在スペースやスタジオがある

続けてディレクターはこう言った

今日は君が使うのに必要なところだけを案内した

ほかにもA.I.Rの滞在者がいるから 今度紹介する

そろそろ 腹が減ったので食事に行こう! イタリア料理は好きか?


もちろん と答えると 今日はCACがご馳走すると言い 車に乗って出かけた




画像:MASS MoCA(マサチューセッツ現代美術館)
>>http://www.massmoca.org/

CAC>>http://www.thecac.org/