欲望その116の3

リフレッシュして部屋に戻ると
テレビでニュースでも観る と聞かれた
次の間へ行くと テレビとソファが置いてある

しばらくテレビを観ていると
インターネットを使いたければ 隣の部屋にあるわよ
と言うので行ってみる

机の上にノートパソコンが置いてあった
ちょっとお借りして メールをチェックする
たくさん着信している

しばらくすると 眠くなってきちゃった
と言いながら入って来て 今日はネットはやめとくわ
と次の間へ行くではないか

メールの返事を書く
今日中に書いておかなければならいないメールを
優先的に書くが 思いのほか時間がかかる

今日の仕事を終え パソコンの電源を落とすと
ちょっと来てぇ という声が聞こえた

部屋の入口から中をのぞくと そこは
クラブの一角のようだった が
スタッフの姿は見当たらない

高級感がある調度品の戸を開けると ミニバーがあった
もうひとつの方には 洗面台があった

ここで 寝酒を一杯飲んで 歯を磨くのだろうか
部屋の目的を突き詰めた と言っていたが
この部屋は 目的がぼやけている ような気がする



こっちよぉ と隣の部屋から声が聞こえた