百貨店装飾の現場作業員

大学3年から玉川高島屋でディスプレイのバイトをした
高島屋から仕事を請けた大手内装業者の作業員として働いた
当時 デパートは週1日休み 閉店時刻は6時半だったと記憶している
玉高は水曜定休だったので 火曜の閉店後から木曜日の開店前までに模様替えをした

私はいろんなバイトをしていたので その給与で中古車を買った
火曜日 お絵かき教室が終わると 洋光台から二子玉川へ車を走らせる

6時半を過ぎると高島屋の社員さんたちが 職員通用口から続々と出てくる
私たち内装業者は店内へ入り 催し物の会場設営や広告の貼り替えをする

通常期は 火曜の終電前まで作業し 水曜日は昼過ぎから夕方までで作業は終わったが
繁忙期は 火・水徹夜ということもあった

バイトは多いときで10人・・・車やバイクで来れる人が半分
終電後に作業が終わるときは 車で来ていた私が電車組を家まで送って行った
ときには社員さんを寮まで送ったこともあった

お中元やお歳暮のギフトセンター設営は大変だった
トラックが何台も来て パネルや什器を運び込まなければならない
それが とにかく重くて多くて 酒屋の配達よりきつい

そして 各種POP広告を店内に設置する作業が朝方まで続くこともあった
多分 私が経験したバイトの中で 肉体的に最もきつい仕事だった と思う

でも バイト料は多い月で20万円位 貰ったこともあった



(余談)
バイト料は 作品の材料費と道具などに使ったほかは
ほとんど車とデートに費やした
車は安いのを買ったので あちこち不具合が出て修理費が嵩んだ
安物買いの銭失いとは 正にこのことだ と身をもって知った