考察Ⅱ

昨夜 音作りに取り掛かった

個展の展示空間で流すBGMとして 聞き流すような音響



作品鑑賞の邪魔にならず 穏やかに ゆっくりと

心地良い時間が過ぎて行くような・・・



空を見上げ 垂れ込める雲を眺め

木々の囁きに耳を澄ませる



作曲をしようと思い 旋律を口ずさむが

イメージしている音には ほど遠い



絵画における試行錯誤を思い出す



雨のドローイングは 偶然から生まれた自然生成絵画

自分が意図しない痕跡が 画面に生じる



無意識的に旋律を生成する方法は?



自動作曲のフリーソフトを試す



何らかの法則があるのだろうが ジャンルを選び

ボタンを押すと 無作為な音楽が次々に出てくる



それをMIDI形式で保存し 音楽制作ソフトで聴く



良くもなければ 悪くもない

つまり 殆ど感情移入しない無機的な旋律



テンポが速いので 安静時の呼吸に同期させる

12~20回/1分



速度を遅くしただけで まったくイメージが変わる



・・・抽象的な音楽と呼ぶべきか・・・



次は 割り当てるインストゥルメントの検討