筆洗茶碗

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今週の金曜日に開く茶会の主茶碗は この筆洗にするつもりです



筆洗茶碗は朝鮮で筆を洗うために用いられたものを日本の茶人が茶碗に見立てたものです
筆が洗いやすいように向かい合って少し切り込みがあります
名物とされている信楽の花橘が有名です




お茶の先生曰く 筆洗は5~6月にのみ使う茶碗
それは名物である信楽の筆洗茶碗の銘「花橘」に由来します



古今和歌集』夏よみ人しらず
五月待つ 花橘の香をかげば 昔の人の 袖の香ぞする



そして橘の花は6月に咲くので納得しました

しかし… 上の説明で納得出来ないのが
「筆が洗いやすいように向かい合って少し切り込みがあります」

私は絵画をやっているので筆を洗いますが 洗うのに縁に切り込みは不要です

また別のサイトでは 洗った筆の水をしごくために切り込みがある
としていますが筆の水をしごくにも切り込みは不要です



私見ですが 筆を置いて転がって落ちないように切り込みがあると思っています