体調が回復したので昨夜は桑の枝を削りました
枝を削る行為は彫刻のようでもありますが
いわゆる彫刻作品と大きく異なるのは実用品である
ことでしょうか?
目的は茶器から抹茶を掬い茶碗へ入れる
持ちやすく掬いやすく入れやすく…です
薄茶の場合は棗の上に乗せるので
背面の曲線が棗の形状に沿っていることも必要です
そういう機能を備えた
茶杓は 恐らく
見て美しいと感じるものなのでしょう
それ以上削るところがなくなった状態です
でも 良い
茶杓になりそうだ ということは
途中段階で見えています
あとは丁寧に最後の仕上げをして
ただの枝に命を吹き込みます