中節の竹茶杓と甲赤棗

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何の変哲もない中節の竹の茶杓

特徴があるとすれば 節下が急に細くなっている形状だろうか?
ややアンバランスな印象だけど 節を基点に重量バランスは取れている



茶の師曰く

昔は暗い茶室でお茶を点てたので 掬う抹茶の重さを手で感じられるように
茶杓はなるべく薄く軽く作られていたそうです


重さを感じない茶杓… それは究極なのだろう

利休作の茶杓は薄いと聞いていたので なるべく薄く削っていたが
この茶杓は薄くない

薄く削ることは容易いが これはこのままの方が良いような気がしている



甲赤棗に乗せてみる…

蓋が赤く胴は黒いこの棗はお稽古用とされている
小さい子どもに棗の掴み方を教えるために考案されたとか…

しかし私にとっては 形状と色の組み合わせが美しく
茶席で使いたいと思っている

でも茶の師は認めてくれない…