「新しい女性」展 (銀座ギャラリーネット'97)

「新しい女性」展 (銀座ギャラリーネット'97)
1997年/鎌倉画廊/銀座・東京


「新しい女性」をテーマに 銀座6~8丁目界隈の10画廊が共同開催した展覧会「銀座ギャラリーネット'97」
アイディーブティックは「新しい女性」のテーマで4作品を制作・出展した

イメージ 1女性の下半身だけのマネキンに ブラウン管・基盤・配線をむきだしにしたテレビを取り付けたビデオインスタレーション「イブ/プロトタイプ」のモニタには 女性の口元がアップで映し出されている 音声はなく 字幕で「女性に生まれてよかったと思ったことは」「男性になりたいと思ったことはあるか」「生まれ変われるとしたら どちらの性になりたいか」という3つの問いにそれぞれ答えている 答えも無音声で 口の動きに合わせ字幕で表示されている

背後に展示されているのは「アブフォーマル・スーツ 打掛タイプ」 日本の伝統的な婚礼衣裳の袂を残し スーツにリフォームした作品 裾をバッサリ絶ったミニスカートは新しい女性のイメージだ

イメージ 2コンパクトミラーの鏡に「このままでいいのか」などの文字が印刷された7点組作品「コンパクト・バイブル」 鏡を覗くと自分の顔の前に問いかけるような短文が見える仕掛けになっている









イメージ 3「女性の香り」と題する作品は アクリルケースに入った香水だが 香りをかぐことがが出来ない 鑑賞者は自分のイメージで「女性の香り」を想像するのである