独座観念

次の茶会へ向けて準備は滞りなく進み
稽古にも余念はない

一夜限り11名しかお招き出来ない

一席15分 入れ替え含む
稽古では一席の点前が12分

このため次の茶席の準備を3分でする

師匠が水屋で準備をしてくれるので
何とか間に合う計算だが心のゆとりがない

しかし そんなことではいけない
改めて一期一会の心構えで臨まなければ…

と思って調べてみると幕末の大老 井伊直弼
茶湯一会集の中で一期一会について書いてあり
更にその中で「独座観念」ということを記している

要約すると

茶席が終り客が帰って行くのを見送り
茶席に戻っても急いで片付けをせず
独り釜の前に座って思いを巡らせる

何とも身につまされることだろう

客が席を立ち向うを向いたら
すぐ建水を下げ 菓子器を下げ 棗と茶碗を下げ…

と考えていた自分が恥ずかしい

しかし次のお客様をお待たせすることも失礼だ

当初は17:00~20:00で12名としていたが
会場内での他のイベントとの兼ね合いで最後(19:45~)の席を取り止めた

だったら いっそのこと途中の18:15~の席も取り止めて
10名でやった方が良さそうな感じがしてきた

さて 師匠が何と仰るか…